「イタリアワイン通への道」その1
- 2021.04.16
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イタリアワインが難しいと言われている主な理由は品種が多くて覚えられないという意見が多いです。しかし大まかな品種や、地域、ラベルの読み方さえ覚てしまえば「全くわからない」から「少しイタリア通」になれますので、そのコツを数回にわたって簡単にこちらでご紹介していきたいと思います。
これだけはおさえるべき品種
イタリアワインの中には有名な品種がいくつかあります。世界でいうカベルネソーヴィニヨンやシャルドネといったものです。イタリアは地域別で地場品種を使うので種類がバラバラなのですが、その中でも特に目にすることが多い品種をあげていますので、是非覚えてみてください。
1:サンジョヴェーゼ
言わずもがなイタリアでの生産量1位のブドウ品種です。
酸のきいた軽め~ミディアムボディのものが多く、ワインのバリエーションも豊富です。
生産地はイタリア全土ですがとくに有名なのはトスカーナのキャンティです。
2:ネッビオーロ
北イタリアのあのトリュフの名産地でもあり、オリンピック開催地として一度は耳にしたことが
ある「トリノ」があるピエモンテ州が名産のブドウです。
イタリアワインの中で高級ワインとして有名な「バローロ」「バルバレスコ」を造るときに使われる品種です。
軽めで渋みと酸味の特徴的なブドウ品種ですが、良質なワイナリーのものは渋みが余韻に代わり、
酸味がエレガントさに代わります。まろやかさはある程度値段に比例してきますので、安めのワインは
酸味が強いと思った方がいいでしょう。
3:モンテプルチアーノ
中部イタリアで生産され、イタリアでは2番目に生産量の多い品種です。
中程度から重ための果実味がしっかりした酸味の少ない赤ワインが造られています。安価でも酸味の少ないものが作られていて飲みやすいものもあるので、
酸味のあるワインが苦手な方はおさえておくといいでしょう。
4:トレビアーノ
中部~南イタリアで多く生産され、イタリアでは1番目に生産量の多い白ワイン用の品種です。値段によってピンキリで、値段が安いものはすっきりと、値段が高いものはしっかりと作られることでワインの味わいが判断しやすい品種です。
全体的には酸味が少なめでバランスが良いのが特徴です。
名前と地域が書いてある
イタリアワインの中にはワインのラベルを見ることで地名とブドウ品種がわかるものが少なくありません。
〇〇di△△という名前のワインは大抵〇〇にブドウ品種の名前、
△△に地名が入ることが多いです
例えばこちら
これはAbruzzo州のMontepulciano種ということです。
(D’AbruzzuoはDiのiが省略されていてDi Abruzzo ということです)
またこちらはどうでしょう。
おわかりですね。Toscana州のSangioveseということになります。
また品種ではなく、Rosso(赤)やBianco(白)と書かれたものも結構見かけます。
こんなのや、、、、
(これは有名なモンタルチーノというトスカーナの町の名前です)
こんなのですね。
これでラベルを見るだけでワインの情報がわかるので、自分の好きな場所やブドウ品種のものを探してみてはいかがでしょうか。
次はイタリアワイン通への道②です。
お楽しみに!
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