イタリアワイン通への道 その2
- 2021.05.27
- 未分類
一見難しいと思われているイタリアワインですが、地域別で抑えると特徴を押さることが出来ます。少しでもイタリアワインを知って頂くために先日に引き続き、イタリアワイン通への道その②です。
(その①はこちらからどうぞ)
・南なら〇〇、北なら〇〇という考えは捨てる
イタリアワインに関する印象でよくきくのが
「南イタリアは太陽を一杯浴びているからしっかりのものが多いよね」とか
「北イタリアは高級で、寒いから酸味の強いものが多いよね」とかです。
一昔前はそうだったかもしれませんが今はそうではありません。
既に南や北で分けるような傾向は少なくなっています。
特に多いのは「シチリアワインは安い、シチリアワインは濃い」というイメージを聞きますが、今やシチリアは巨大ワイン産地となり、
デイリーから高級まで、エレガントなものからしっかり果実味のあるものまで
ありとあらゆる種類のワインが生産されています。
原因としては、栽培、醸造技術の発達です。
今や気温などで作るワインのタイプが決まるという事はなくなり、
たとえ寒い地域でもしっかりしたワインを造ることができるようになりました。
今やイタリアは全土で様々なワインが造られているという事を留意しておくと
ワインを選ぶ際に地域で選んで失敗するという事はなくなります。
・州別で特徴をとらえる
イタリアワインは品種がとにかく多いです。
その事実がイタリアワインを勉強しづらくさせている原因でもあります。
しかし、もしイタリアワインを少しでも知りたい、知っていきたいと思った時はイタリアの州別で勉強していくと覚えやすいです。
まずはイタリアでは外すことのできないそれが下の5州を抑えましょう。
・トスカーナ州
言わずと知れたキャンティが造られているエリアです。
その他、高級ワインの銘醸産地として知られています。
この州の代表的な品種はサンジョベーゼです。
・ピエモンテ州
イタリアの高級ワイン、バローロが造られているエリアです。
トリュフの産地としても有名でバローロとの相性も抜群です。
この州の代表的な品種はネッビオーロです。
・ヴェネト州
イタリアワインの最大の生産地です。
様々なワインが造られていますが、有名なのは
飲みやすいプロセッコやソアヴェ、
高級ワインのアマローネなどです。
・シチリア州
ヴェネトに続きワインの生産量がとても多い地域です。
安ワインから高級ワインまで、バラエティ豊かなワインが
造られている地域です。
・ロンバルディア州
ミラノがある州でイタリアを代表する格付けされたスパークリング
フランチャコルタ(フランスでいうシャンパーニュ)が造られるエリアです。
いかがでしたでしょうか?
イタリアワインは品種の多さ、バラエティの多様さから難しい地域と思われがちですが、それぞれの特徴を抑えれば、多様なだけに、まだ出会ったことのないような楽しい美味しいワインがたくさん見つかる地域でもあります。
是非この機会にイタリアワインをお家でも楽しんでみてくださいね!!
イタリアワインを楽しんで頂くための期間限定クラウドファンディングを実施中です。期限も迫っています!まだまだ、沢山の方に美味しいイタリアワインをお届けしたいと思いますので
是非、こちらもご一読をお願いいたします。
→https://camp-fire.jp/projects/view/414976
-
前の記事
「イタリアワイン通への道」その1 2021.04.16
-
次の記事
素麺に合わせるワイン~夏のさっぱり料理にもワインは合わせられる 2021.06.15