家飲みワインを最後まで美味しく飲む方法
昨今のステイホームという事で家飲みが増えている中、
ワインを飲む機会も増えているのではないでしょうか?
家でワインを楽しむときに、
1本は多くて飲み切れない、とか
色んな種類を飲みたいけど中途半端に余ってしまうので困る、
というお声をよく聞きます。
しかし飲みたくないものを無理して飲み切る必要はありませんし、
色々飲みたいのに、無理して1種類だけで済ませる必要はありません。
ではどうすればいいのでしょうか?
ワインは開けたら飲みきる、というのは間違い
お酒の弱い方、もしくは重たいワインを開けた時、など、
一本飲みきれない、という方は多いはずです。
しかし、それでいいのです。無理して飲む必要は全くありません。
ワインの賞味期限(品質保持期間)
ワインの品質(無理なく飲める程度)が保たれる期間というのは皆さんが考えているより実は長いのです。
スパークリングワインなら2日くらい、白ワインなら3-5日、
赤ワインなら2-4日はそこまで味わいが落ちずに楽しめます。
これは開けたてと同じ味わいが数日続くか、と言われればもちろん違います。
しかし、必ずしも開けたてが美味しいというわけでもなく、
2、3日後の方が美味しいということも大いにあります。
開けたワインを残す場合、気を付けなければならない点はいくつかあります。
①高級なワイン
高級なワインは味も繊細なものが多いので、味わいの変化も早いです。
できるだけ、美味しいうちに飲むことをおすすめします。
ただ、しっかりめのフルボディの場合は酸化による味わいの変化が
軽めや中程度のものと比べて、若干わかりにくくなるので、2日目も楽しめるものもあります。
②残っている量が少ない
例えば8割を飲み、2割を残す場合、
瓶内の空気量がどうしても多くなります。
そうするとワイン多くの酸素に触れ、酸化が進みやすくなるので、
半分以上残す場合はしっかり空気抜きをされることをお勧めします。
空気抜きにお勧めはバキュバン、や窒素スプレーなどです。
※バキュバンはやりすぎるとワインの香りもとんでしまうので
必要最低限にすることをおすすめします。
どちらもない!という場合は少し手間ではありますが、
小さな小瓶に移して瓶内をワインでまるべく満たせれば酸化は抑えられます。
③きちんとを栓していない
残すワインはきっちり栓をしましょう。
一番簡単なのは抜いたコルクを逆さに指すことです。
また、ワインを飲んでいるときも注いだ後は、こまめに栓をされることをお勧めします。こうして酸化を少しでも防ぐことで、ワインの変化は抑えられます。
どうしても酸化してしまって飲めなくなった場合
ワインの酸化を気を付けていても、
酸化が進んで美味しくなくなってしまった、
またはそもそもあまり口に合わなかったワインというのはあります。
そんな時は捨てずに賢く利用しましょう。
①お料理での利用は無限
・料理酒…白ワインやスパークリングワインなら料理酒の代用として
・煮込み料理…赤や白を使ったワイン煮に。
・お肉を柔らかくする…赤、白どちらでもジップロックなどでつけておくだけで肉質が柔らかく
・ソース…赤や白を煮詰めてパスタやお肉料理に
・ドレッシング…お酢と2:1でまぜるだけで即席ワインヴィネガーに
②簡単カクテル
分量などはお好みで調節してもらえればと思いますが、
失敗しないコツはシロップ(水に溶ける甘味料ならなんでもOK)を用意して
甘さを調節すれば、ぐっと飲みやすくなります。
また、割る方の分量を必ずワインより多くすることも大事です。
・フルーツジュース割
できれば、100%に近いものが良いです。
赤ならオレンジやぶどうジュース、白なら柑橘系やピーチ、パイン、なんでも合わせやすいです。
・炭酸系飲料割
ワインは炭酸とは相性がよく、コーラ、トニック、ジンジャエール、レモンソーダなどは
とってもよく合います。赤ワインはコーラや辛口ジンジャーエールで、白はトニック、ソーダなどとよく合います。
・簡単ホットワイン
冬に定番のホットワインですが、シナモンなどのスパイスがなくても美味しいです。
赤ワインにオレンジ(レモンでも可)、はちみつ(シロップや砂糖でもOK)レンジでチン
白ワインは蜂蜜、生姜、レモンをいれてレンジでチン
いかがでしたか?
ワインを無理なく楽しむためには、無理して飲み切らないこと、
美味しくないものを無理して飲まないことがとても重要です。
口に合わないワインを飲むほど無駄なことはありません。
その為には、きっちり美味しいワインを選ぶことと
正しく楽しむことが重要です。
正しく美味しいワインでお家ワインを楽しみましょう!
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