ワインをわかる為にすべきこと(続き)

ワインをわかる為にすべきこと(続き)

お待たせいたしました。
さて、前回の続きです。
テーマは「ワインをわかるようになるためにまずすべきことはたった一つ」でしたね。
前回を読んでない方はこちら

さて、前回は大事なことは「数を飲むこと」とお伝えしました。
ただし、やみくもに飲んでもいけませんとお伝えもしました。

これは何故か。。。?
それでわかるようになるのであれば、誰も苦労しません。
ただただ、毎日ワインを飲むとわかるようになる、と言ってるのと同じです。
では、どうやって飲むことが大事なのか?

それはまず、あなたの指針となる軸を決めることです。

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あなたの好きなワインや、よく飲むワイン、はたまた嫌いなワイン、
それともブルゴーニュの高級ワイン、何でも結構です。
今まで一番飲んだことのある、よく知っているワインにしてください。
そして、その指針となるワイン(仮にⒶとします)を、
その時あなたが飲んでいるワイン(仮にⒷとします)と比べて下さい。

例えば、「ⒷはⒶと比べて味がまろやかだな」とか
「ⒷはⒶと比べて酸味が強いな」といった風です。

「味を比べることは普段からやっているよ」と思われるかもしれません。
しかし、きちんとそれが頭に入っていますか?
漠然と、「前回のより、美味しいな(美味しくないな、高いな、軽いな等々、、、)」という風に判断してませんか?
それでは一向に前に進めません。
考えて飲むという事は指針を軸にしっかりと判別することです。

そして判別に慣れてきて、経験を積んだら、自分の中の軸(ワイン)を増やしていってください。

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というより、このやり方でやれば意識せずとも、勝手に増えていきます。
初めは1種類から2,3,4種類(仮にⒷ、Ⓒ、Ⓓ)と増やしていき、
その時飲んでいるワイン(仮にⒺとします)と比べて
「ⒺはⒶよりもしっかりしてるけど、酸味が強いな」とか
「ⒺはⒷに近いけど、よりエレガントだな」といった風です。

この方法のメリットは
「ワインの識別が経験に基づき、勝手に身についていく」事と
「自分でルールが作れるので、自分に合ったやり方で出来る」という事です。
何より、難しいワインの表現や、ワインの本を読み込む、暗記する、という事が
全く持って不要なのです。

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この方法は何を隠そう、ヴィヴァッカスのワインメソッドで取り入れている方法です。
このメソッドが体に染みついている方は、当店でのワインの注文も
「Ⓐよりもう少し軽くてフルーティなもの」とか「Ⓑよりしっかりで果実味があるもの」と
いうふうに注文されます。

ヴィヴァッカスのワインメソッドは予め、指針がいくつか出来ていて、
それを参考にワインを注文するというメニュー表のようなものですが、
その指針をある程度理解できれば、ワイン主要国のどの地域のワインでも
大体自分の中でイメージできるようになります

想像してください。
あなたの頭の中にあなた専用のワインマップが出来上がっていくところを。
新しいワインに出会う度にそのマップがどんどん広がっていくのです。

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そしてあなたがレストランでワインを頼む、百貨店でワインを買う、という時には
そのマップからあなたの好みのワインをあなた自身で選べるのです。
難しくて、到底できないと思っていたことが、現実に出来るようになるのです。

あなたのしなければいけない事は、暗記することでも難しい専門書を勉強ことでもありません。
ただ、ワインを飲むだけです。

しかし、自分の指針がわからない、どうやって判別したらいいかわからない、
率よく自分のマップを組み立てたい、という方に朗報です。

この度、ヴィヴァッカスでワインメソッドのセミナーをする事になりました。
まだ、プログラムや日程などは未定ですが、来年初旬より始動していきます。
詳細が決まれば随時、お知らせしていこうと思います。
このセミナーはあなた自身のワインマップを、ある程度まで
急速に作成するという内容で行います。

どうぞ、お楽しみに!!

~「Masakiワインメソッド」をマスターすればあなたも的確なワインの表現が身につきます~
~本町・淀屋橋のイタリアン、ワインバーならヴィヴァッカス~

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