お家でペアリングを楽しむコツ

お家でペアリングを楽しむコツ

緊急事態宣言も解除されて1か月ほど経ちますが、まだまだぱーっと外にお食事というわけにはいかないようで、お家で食事やワインを楽しまれる機会も未だ多いと思います。
そこで今回のニュースレターはお家ワインでのペアリング方法。
凝ったお料理でなくても、お家料理でばっちりワインは合わせられます。
とあるポイントさえおさえておけば問題ありません。
お家料理での簡単ペアリングはこちら

:とにもかくにもまずお料理とのボディを合わせる 


どんなお料理であろうがまずはここを合わせるのが一番大事です。
ここでいうボディとはワインのボディ(ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディ)を同じ考えを お料理にも当てはめる必要があるという事です。
分かりやすく言うと濃いお料理には濃いワイン、軽いお料理には軽めのワインを合わせるということになります。
例でいうと、ビーフシチューのような煮込みには果実味たっぷりの赤ワイン、淡白な焼き魚などには軽めの白ワインにするべきです。
ここで混合されやすいのはお料理の濃さと食べ応えです。
例えば鶏肉のソテーとなるとメイン料理なので重たいワインと思いがちですが、ソースがシンプルなレモンや塩コショウであれば軽めの白ワインにすべきです。そして例えばジャガイモのポタージュであれば、これは副菜ですが、味が濃いので重たい白ワインがおすすめです。
大事なのはお料理のボリュームではなく、味の濃さです。ここに注目してワインを選んでくださいね。

:気を付けるべきは酸味 酸味のあるワインには酸味のあるもの


まずはとにもかくにも料理のボディを合わせることが大事なのですが、その次に気にするべきは「酸味」の要素です。
はっきり言って旨味や甘み、苦み、辛みなどは多少無視してもワインは合います。
しかし、やっかいなのは酸味。
酸味のあるワイン、酸味のあるお料理にはそれぞれ酸味の持ったものをぶつけてバランスをとらないと不快な酸味が際立つ羽目になります。
気を付け方は簡単で、酸には酸をぶつけるということです。
例えば、極端なものですと、ピクルスやレモンソースを使った鶏肉や魚料理などは酸のあるワインが合います。
これを酸のないワインで合わせてしまうと料理の酸味だけが顕著に残ります。
逆もしかりです。酸味のあるワインに甘みのあるまろやかな料理を合わせてしまうとワインの酸味が目立ちます。
ですのでそういったワインにはお酢類や、レモン、ケチャップなどの酸味のある調味料やトマト、ヨーグルト、梅、柑橘などを使ったお料理を合わせるのがおススメです。

:一般的に合う料理の一覧表


お料理のボディを合わせる、酸味を気を付ける、を踏まえて
参考例ですが、よくある家庭料理とワインを一覧にしました。
基本的にすっきりや軽めのものは酸味があるワインだと捉えてください。

お寿司—-スパークリング(すっきり)
魚介類の揚げ物(フライやてんぷらなど)—-スパークリング(すっきり)

酢の物(野菜や魚介類など) —- 軽め白ワイン
生ハムのサラダ —- 軽め白ワイン
鶏の唐揚げ(ポン酢orレモン) —- 軽め白ワイン
カニ鍋 —- ミディアム白ワイン
アサリのパスタ —- ミディアム白ワイン
ポテトサラダ —- ミディアム白ワイン
グラタン —- 重ため白ワイン
シーフードカレー —- 重ため白ワイン

ミートソースパスタ —- 軽め赤ワイン
キムチ鍋 —- 軽め赤ワイン
豚しゃぶ(ポン酢) —- 軽め赤ワイン
餃子 —- ミディアム赤ワイン
肉じゃが —- ミディアム赤ワイン
お好み焼き —- ミディアム赤ワイン
ビーフシチュー —- 重ため赤ワイン
デミグラスハンバーグ —- 重ため赤ワイン
すき焼き —- 重ため赤ワイン

いかがでしょうか。
え?この料理が軽め?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが
巷で言われている料理とワインの組み合わせは、どうもワインがお料理より重ため傾向にあると個人的には感じます。個人的な好みのもあると思いますが
お料理もワインも両方をバランスよく楽しむなら、基本ワインはお料理より少し控えめの方がおススメです。

お料理とワインと合わせるのは難しいと思われがちですが、今回の2点を気をつければ、そこまでハズレなく楽しんで頂けると思います。

折角のワインも料理もどうせなら最大限に美味しく頂きたいですもんね。
少し意識するだけで普段の食卓が素敵になりますよ!
まずは色々実践してみてくださいね。


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