ワインに関する驚きの質問②

ワインに関する驚きの質問②
さて、前回の引き続きですが、
奇妙な質問をしない為にも、ワインとどう向き合うのか。
 
お寿司屋さんでの奇妙な質問を振り返ってみて下さい。
正しい答えはおそらくこれなんじゃないでしょうか?
 
①どのネタが一番美味しいですか?
寿司職人:「好きなネタを仰って下さい」
②寿司を知るにはまずどれから頼めばいいですか?
寿司職人:「特にどれからというのはございません。お好きなものを仰って下さい」
③どのネタを食べたらお得ですか?
寿司職人:「それぞれ素材相応の値段です。お好みはございますか?」
 
ここで上記のやり取りをワインバージョンに置き換えましょう。

①どの国のワインが一番美味しいですか?

ソムリエ:「お客様が普段お好きなワイン(国・品種等)がございますか?」

②ワインを知るにはどれから飲めばいいですか?

ソムリエ:「特にどれからというのはございません。気になるものを仰って下さい」

③どのワインを買ったらお得ですか?

ソムリエ:「ワイン相応の値段です。どんな味わいがお好きですか?」
 
と、なります。
 
しかしこのワインバージョンがお寿司バージョンと決定的に違うところは

ソムリエからの質問に答えを返せる人が圧倒的に少ないという事です。

お寿司なら①のやり取りに対して「マグロ、鰻」などと返せますが
ワインは「品種なんてよくわかりません」となってしまいます。
 
ここが、ワインと楽に楽しく向き合う上で大事なポイントです。
それは、色々飲んでみて、自分の好きなものを見つけて記憶する事です。
どうやって見つけるの?という事ですが、ひたすら色々試す以外に方法はありません。
記憶するのは、困難と思われるかもしれませんが、
安心してください!!あのややこしい銘柄を覚える必要はありませんよ!!
 
好きな味わいのワインに出会ったら、そのワインの簡単な2つの情報を覚えてください。
それは「国と品種」
ワイン生産国
ブドウ品種
これだったら簡単だと思います。
品種は聞いたことないものも沢山ありますが、
ワインの銘柄や生産者の名前を覚えるよりよっぽど楽だと思います。
 
まず、色々試して自分の好きな「国・品種」を覚えてください。
まずは一つ。「イタリアのカベルネ」を美味しいと思ったなら
「イタリアのカベルネ」のワインを色んな所で、試してみる。
で、間違いなければ、次の2つ目の自分の好みを見つけてください。
 
ミソなのは必ず国と品種をセットで覚えてください。国だけでも品種だけでもいけません。
フランスのピノノワールとイタリアのピノノワールは味わいは同じではないからです。
自分の好みのストックをいっぱい作って行く事が
ワインを楽しむことに繋がり、簡単にワインを理解できます。
 
一番いいのは味わいや香りをきちんと伝えれればいいんですけどね。
ちょっとそうなると上級者になってきますが…
そんな時は当店のワインカードがあります!活用して下さい。
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いかがでしたか?皆さんも色んな所で「奇妙な質問」をしない為に
ご自身のお好みをしっかり見つけていってくださいね。
「国と品種」これがカギですよ!!
著:正木亜矢子